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2011年 冬の旅(2)ニューヨーク [仲良くごはん]

クリスマスをニューヨークで過ごすなんて考えたこともなかったな。不思議なものです。
今日は朝早くから直前に日本で申し込んだハーレムへのバスツアーへ参加。教会でゴスペルも聴きます。朝が早くて、地下鉄の乗り方もまだ分からないのでタクシーに来てもらうことにしてた(昨日のおっちゃんに頼んで)。朝6時にホテル前で待ってるのに、来ない~。しびれを切らし、ホテルのフロントに頼んでタクシーを呼んでもらう。無事タクシーに乗り、まだ日が昇らない夜景のマンハッタンへ。15分でマンハッタンに到着。ほっ。朝ごはん(ホテルに付いているけど今日は朝早すぎたため食べられず)どうしようかな~と思っていたところ、集合場所のホテルの2階に24時間オープンのお店があることがわかったので、そちらへ。キッシュとバナナとコーヒー。キッシュおいしい!

そのホテルのロビーのツリー。
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途中立ち寄ったホテルのロビーのツリー。オーナメントが大きな本物のクッキーだった!
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20人くらいのお客さんとバスに乗り、ハーレムへ。バプティスト教会の2階へ。直にゴスペルが始まる。子どもから70代くらいまで、30人くらいの人たちが、それぞれの赤い衣装を身にまとい、ステージに上がっている。ドラム、エレクトーン、ピアノ、ギターもありで、ショーを観ているみたい。一緒に体を動かしながら唄えたらもっと楽しかっただろうなぁ!
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ゴスペルの後の演説がいつも長かったらしく、1時間くらいして出ることに。ハーレムやその隣のモーニングハイツにある有名な教会やコロンビア大学を回る。

ガイドのおじさん(「見た目は日本人だけど、ニューヨークで生まれ育ったから日本人じゃないです」と自己紹介されていた。58歳)が「1994年以前はニューヨークはとても危ない街だった。1994年にジュリアーニ市長になり、失業者対策を最重要課題とし、仕事をつくり、仕事ができない人のためにはシェルターを作り、警察官を4倍に増やしたことで、安全な街になった」としきりに話していた。警察官4倍・・・。

APPLO THEATER、おすすめのJAZZバー、ソウルフードのレストランも紹介してくれた。そして、バスがハーレムの街中を通り抜けて解散場所を向かう中、1950年代になっても黒人が犬のように扱われてきたか、自分の子ども時代と重ねて話してくれた。ローザ・パークスがバスで白人用のシートに座ったことから始まるバス・ボイコットとそれに続く公民権運動、運動を指揮したキング牧師。彼の“I have a dream”の一節を読み上げ、1964年黒人選挙権付与、1968年キング牧師暗殺、翌日大暴動が起こりそれをテレビで見ていたこと。白人でありながら、黒人と同じ仕事をし、黒人と同じ話し方をしていた人々は“Red Neck”と呼ばれていた人々がいたこと。当時ラジオやTVに黒人の出演は禁止されていたが、ラジオに黒人のように歌う一人のミュージシャンの歌が流れた。ラジオを聴いていた白人から抗議が殺到したが、Red Neckと呼ばれた白人だったということがわかる。彼こそエルビス・プレスリー!私は思いがけず参加したツアーでこのような話を耳にすることができて、とても嬉しかった。同じバスに乗ってこの話を聞いていた日本からやってきた観光客の皆さんはどんなことを思ったなかな、なんて思いながら。
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続いて、NY留学中の大学の後輩と合流するべく、バスを降りて待ち合わせのお店までダッシュ。無事に数年ぶりの再会。地下鉄に乗って、DCからやってくる友人が降り立つバス停近くへ向かう。クリスマスはほとんどのお店がお休みだけれど、デリを見つけて軽くランチ。チキン・クスクスとフレッシュオレンジジュース。
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時間になり、バス停へ向かうと友人がすでに待っていた。中心部にあるコリアタウンやタイムズスクエアを歩く。街を歩いているだけで楽しい。タイムズスクエアの周りにはミュージカルが上演されるシアターがたくさん集まっている。ネオンと人混みがまるで大阪の道頓堀のよう。
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今晩は教会の地下にある小さめのシアターで、黒人女性たちの物語『Sistas』を観るのです!
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公演開始時間まで、ちょっと休憩。これぞニューヨーク・チーズケーキ!を分け分けして食べる。
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『Sistas』とても良かった!!英語はわかんないところもたくさんあったけど、黒人女性の一人であるおばあちゃんが亡くなり遺品を整理する中で、彼女の生きた時代、そして、その娘たち3人、孫1人、友人1人の生きている今を重ねた物語だった。それぞれ性暴力やDV被害のことを語り出す彼女たち。おばあちゃんの人生から、そんな日常を乗り越え、前向きに生きるパワーを得る5人の、歌と踊りと笑顔が最高にすばらしいミュージカルだった!最高のクリスマス・プレゼントをもらった気分。
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シアター入口を出たところの壁にぐっとくるテキストが・・・。
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“Life is a great big canvas,
and you should throw all
the paint on it you can.”
      Danny Kaye

そのあと、少し歩いてエチオピア料理のお店へ!大きなクレープの上に、スパイしーなカレーが何種類ものっかって出てきました。私は真ん中のチキンと、野菜たくさんのが好き。すっぱいサラダもおいしい。お店のエチオピア人の女の子もかわいかった。
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Sistas the Musical

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